大分県といえば、古くからアジアの玄関窓口として栄えてきた港があり、南蛮貿易が盛んに行われていました。その活発な南蛮貿易のきっかけとなったのは、室町時代に、現在の大分市にあった豊後府内を納めていた大友宗麟が、ポルトガルと新書を交わしたことです。こうして外国との交流が活発になるにつれて、大分の街は少しずつ外国文化の影響を受けるようになりました。実は、大分県は長崎に先駆けて海外との貿易を行っていた歴史があります。

県内のいたる所に温泉地が点在しているというのも、大分県の魅力です。中でも有名な温泉地は、由布市と別府市にある湯布院温泉と別府温泉です。世界的に知られる温泉地ということもあり、海外からの観光客も多く、一大観光地となっています。隣接する市なので、一日あれば湯巡りをすることができるのも魅力ですね。周囲は大分の豊かな自然に囲まれているので、露天風呂からは四季折々の美しい景色を眺めることができます。

最後に、大分の魅力を紹介する上で忘れてはならないのが、現代アートです。大分県内では現代アートに力を入れていて、街全体がアートに囲まれているのが特徴です。街なかには、子どもたちの遊び場になっているオブジェや、プロジェクションマッピングを使ってアートを浮かび上がらせる取り組みがなされています。また、ウォールアートが至るところに展示されているので、大分の街を歩いているだけでもアートに触れることができるのです。